ベジタリアンはカツの代わりに、油麩の卵とじ丼

「男は卵でとじときゃいいんでしょ」

ひゃあ。
ピチカートファイブ、フリッパーズギター、オリジナルラブ、カヒミカリィ、ラブタンバリンズ。まだ料理には興味の「き」の字も芽生えていない当時。読んでいた漫画に出てきた ”今もふと蘇るほど衝撃的な” 台詞。それはハルチンでも痛々しいラヴでもI LOVE HERでもハッピーマニアでもなかった。あれはなんの漫画だった???(知ってるひと〜?)
とにかく卵でとじときゃ間違いないのは、当時のわたしが彼に丼ものを健気に作ってあげていたからでも、卵でとじる料理のノウハウを知っていたわけでもなく、ただ学食で350円で食べられるカツ丼が大好物でほぼ毎日大学にカツ丼を食べに通い、食べ終わったあとはまたキャンパスの外で元気良く遊びまわっていたからで、あの台詞のもつ重みは(個人的には)安西先生の「希望をすてちゃいかん、あきらめたらそこで試合終了だよ」以上。
7〜8年前にベジタリアンになり周囲の人に多くもらう質問のうちのひとつ「恋しい料理は?」には、特に思い当たるものはなく「食べられなくて残念に思うものはない」と答えるけれど、でも一つだけなにか言ってみろと脅されたら「カツ丼」と言うだろう。なにが好きってあのだし汁と柔らかい卵がふわりと毛布のように真っさらな白米の上にのっているかんじ。がっつりと食べ応えがあって充足感に包まれるかんじ。この油麩をつかった卵とじ丼は、まさに当時のカツ丼を再現したどんぶり。ちなみにこれはわたしが卵でとじたのではなく、同居人が卵でとじてくれた:「女は卵でとじときゃいいんでしょ」

小麦粉のグルテンを油で揚げた揚げ麩。グルテンアレルギーのある方やグルテンフリーの食生活をされている方はこの仙台麩を食べることはできないけれど、それ以外のベジタリアンやVeganの方、また健康的な食生活にチャレンジされている方には、油麩はお肉の代わりとなる食材としておすすめ。わたしがいつも使っている油麩は「仙台麩」という商品名のもの。油麩は他の麩と異なり水で戻す必要なく、そのまま調理に使うことができて手軽。煮汁や旨みをたっぷり吸い込み、植物油で揚げてあるために料理にコクがでる。賞味期限は常温で6ヶ月。さまざまな角度からみてもお肉より数倍使い勝手がよく、日持ちして常備できるという点でまとめ買いもできてコストパフォーマンスも良いタンパク質・脂質・炭水化物を始め、ナトリウム・カリウムなどのミネラルも豊富に含まれていて、神経伝達をスムーズにするグルタミン酸が多く、神経が原因の病や記憶力・学習力などの知能を高める効果がある。高たんぱく質で低カロリー。どんなスーパーでもたいてい乾物コーナーに置いてあるので、一度はお試しあれ。

ベジタリアンはカツの代わりに、油麩の卵とじ丼

仙台麩レシピより。卵使用。

材料

  • 仙台麸 (2cm幅の輪切り) 6枚
  • たまねぎ(薄切り)1/4個
  • 卵 1個
  • 三つ葉 適量
  • 調味料:
  • 水 200ml
  • 無添加だしつゆ 大さじ4
  • 砂糖 大さじ1半

作り方

  1. 鍋に水と仙台麸を入れ(水から入れる場合は麸の下ごしらえをしなくてもOK)ひと煮立ちしたら、たまねぎを加える。
  2. 調味料を加えて味がしみたら溶き卵を回し入れ、ふたをして20~30秒ほど蒸らし半熟状に仕上げる。
  3. 器にご飯を盛って2)をのせ三つ葉を添える。
http://i-eat.carrots.jp/aburahu-tamagotojidon/


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