バターミルクの魔法と作り方

バターミルクパンケーキ。
バターミルクスコーン。
バターミルクビスケット。
バターミルクパウンドケーキ。

ほかに何がある?

バターミルク。

バターもミルクも普段使わないけれど、不思議と『バターミルク』という音は童話のような響きが潜んでいて、『ぐりとぐらのホットケーキ』と聞いたときのように、ほっこりうっとりしてしまう。

昨晩も私はコーンブレッドを焼いた。ごはんを炊いていない日の帰り道は、だいたいコーンブレッドを焼こうかなという気になる。準備して30分後には焼きたてを食べることができるし、焼いている間に手も空くのも良い。でも・・・。なんと言われようと、私は飽きるまで同じことを繰り返してしまう癖がる。

さて、いつもの基本のコーンブレッドレシピ

私は米粉をいつも他の粉に置き替える。(うちに米粉はない。)今日は米粉の全体量のうち半分をヒヨコマメ粉、もう半分をソルガム粉(=たかきび)にして炭水化物ではなくタンパク質源とした。そこに少しだけ玄米粉と焙煎玄米はいがを加えた。余談だが、私はこの玄米粉と焙煎玄米はいがが苦手で、早くなくなってくれないかなぁと願っている。なにせ匂いがきつい。オーブンから出した瞬間失望するから、ほんの少しに留めておく。こうして全体に影響が出ない程度に混ぜてコツコツ地道に使っている。卵はいつも通りフラックスエッグ。油はココナッツオイル。砂糖は今日はきび砂糖を1/2カップにしていつもより多め。

それからベーキングパウダー大さじ1。オーマイゴッド。少し足りない?オーケー、じゃあ、ベーキングソーダを足そう。ベーキングソーダを小さじ1程度。そして豆乳1カップ。なんとなくふと思いついてレモン汁を少量加えてかき混ぜ、数分間放置しバターミルクにしてみる。

どうしてあのときバターミルクにしようと思ったのだろう?
とにかく、レモン汁を加えた豆乳がぽてっと飲むヨーグルト様になったあと、私は材料をすべて混ぜ合わせて200℃のオーブンで25分焼いた。15分経ったときにオーブンの中をのぞくとコーンブレッドはいつもよりも膨らんでいる。25分後にオーブンから出して切り分ける。表面はとってもさくさく。生地はいつもよりふわふわしていて、なにより弾力性がある。食べると爽やかなレモンの微かな酸味の香り。なんだなんだ?これは予想もしなかった好結果!

考えられるとしたらバターミルクだと思った。日本ではあまりお目にかからないバターミルク。市販はされていないけれど、ミルクにレモン汁を少量加えて混ぜて放っておけば簡単に作ることができる。でもそもそもノーマルのミルクをバターミルクに替えて作るのはどうしてなんだろう?そう思ってすぐにGoogle先生に聞いてみた。先生によると、バターミルクはベーキングにおいてとても重要な役割を担っているという。それからベーキングソーダも。

DSC_03331

どうやらバターミルクとベーキングソーダは、ベーキング界ではとても相性が良いらしい。ベーキングソーダがバターミルクの酸と結合すると二酸化炭素を生み出し、その二酸化炭素が気泡となって生地を膨らませ軽く仕上げてくれるのだそう!

 

【バターミルクの作り方】

  • ミルク1カップ+レモン汁大さじ1 (2カップのミルクで作るときのレモン汁は大さじ2ではなく大さじ1+小さじ1でOK)
  • ミルク1/4カップ+3/4カップヨーグルト

*ミルクは牛乳でも豆乳やアーモンドミルクなどの植物性ミルクでもOK
*材料をよく混ぜ合わせたら数分放置すると飲むヨーグルトのようにぽってりとする

 

ひょんなことからベーキングマジック。やっぱり料理はサイエンスだ。子どもの頃、学校でこんな風に教えてくれたらもっともっと勉強がたのしかったのに!


コメントを残す