The Lady: Dark Chocolate Vegan Banana Muffin



Dear Lady.
Your noble humble existence.
I was thoroughly washed away by waves of my strong emotions, and tears after tears.

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遠い昔、植民地時代にイギリス人が避暑に訪れたという今も当時のコロニアル面影残るPyin oo Lwin。わたしもまた、めらめらと燃える炎のような暑さから這いつくばるようにして、ある日 標高高いその町へ辿り着いた。ミャンマーでわたしは電子機器から完全に解放され、ぽっかり空いたその両手に与えられた 豊かで自由な時間を、ホテルの従業員の男の子や女の子と中庭の木陰のテーブルに座ってお喋りをしたり、ホテルから一歩外へ出たところにある地元民が集うティーハウスに行ったり、部屋で読書をして過ごしていた。昼も夜も夢中になって活字を追っていたのは、聞き覚えのある名前を持つ女性の生涯。当時ブラウン管の中のキャスターが放つ言葉は宙を漂うだけで、わたしはそこで何が起こっていたのか、自宅軟禁とは一体どういうことなのか何も分かっていなかった(分かろうともしなかった)。これに限らず、たいていの世の中の出来事は、自分から遠く離れた現実味のないものとして、きちんと認識されないことが多い。わたしは実際にその土地へ足を運んで初めてその女性の信念と献身的な生き方を、そしてそれが導いた世界の結果を見ていた。あの国で当時その女性の名を口にすることは身を危険に晒すことだった。The Lady」は、当時人々の間でその女性を指す代名詞(暗号)のような言葉だった。

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週末の日曜日は朝からしとしとと雨が降っていた。わたしは台所の窓を開け、小さく四角に切り取られた外の景色と雨を眺めながら、アンサンスーチーと彼女の旦那マイケルについて思いをめぐらせていた。海を隔て会うことを許されなかった二人。命のわずかな灯が片一方で静かに尽きる最後までも。か細い雨は台所でしーんと耳を澄まさなければ、しとしと降る音を聞き分けることができない。物音ひとつない静かな台所で舞い上がる粉と ガラスボウルにフォークがあたる無機質な音と ビターで濃厚な香り。わたしは雨の音に耳を澄ませながらも考えずにはいられない。彼女の日々を。孤独を。支えとなった愛を。

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ダークチョコレートVeganバナナマフィン

アメリカの計量カップ使用

材料

    WET材料:
  • 熟れたバナナを潰したもの 2カップ
  • バニラエクストラクト 小さじ2半
  • リンゴ酢 大さじ1
  • ココナッツオイル 1/4カップ
  • メープルシロップ 1/3カップ
  • DRY材料:
  • 粉* 1と3/4カップ
  • カカオパウダー 1/2カップ
  • ベーキングパウダー 小さじ1
  • 塩 少量

作り方

  1. オーブンを180℃に余熱
  2. WET材料をすべてボウルで混ぜ合わせる
  3. DRY材料をすべてボウルで混ぜ合わせる
  4. WETとDRYをよく混ぜ合わせて型へ
  5. オーブンで焼き加減を確認しながら15~20分ほど焼く

Notes

粉1と3/4カップで、わたしが使ったのはオーツの粉と、ソルガム粉(たかきびの粉)と、そば粉と、片栗粉。片栗粉は1/4カップほど。残りの分量は上記の粉を適当に混ぜ合わせた。

http://i-eat.carrots.jp/dark-chocolate-vegan-banana-maffin/


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