スパイスの薬効

私は、魔女のように森の中の花や草や木の根や種をすり潰したり、ぐつぐつ煮たり調合して薬を作ることに —多分とても小さな頃からー 憧れていた。だから「アーユルヴェーダ」とか「医食同源」とかいう言葉は、それだけでもう私を魅惑する。人はその日その日で体調や気分が異なり全く同じ日なんてないものだから、その時の状態に合わせて、味付けや調理法や、使う野菜の陰陽の性質などを見極めて日々料理をする。そんな風でありたい。インド料理で使われるスパイスには、胃腸の調子を整えたり、身体を温めたり冷やしたり、消化を助けたり、血をきれいにし巡りを良くする効能がある。体調に合わせてスパイスを調合する、という行為自体が料理のハイライト。

スパイスの薬効ついて自然派インド料理ナタラジレシピブックより)

基本の4大パウダー

  • コリアンダーパウダー:柑橘系のさわやかな風味があり、カレーにとろみをつける。薬効は健胃作用、整腸作用など。
  • レッドチリパウダー:刺激的な強い辛みがある。ビタミンCが豊富で、薬効は健胃作用、消化促進など。
  • クミンパウダー:独特の刺激的な香りがあり、わずかな辛みと苦みがある。薬効は食欲促進、消化作用など。
  • ターメリック:日本では「うこん」といわれ、特有の土臭い香りがある。薬効は殺菌作用、消化促進、健胃作用など。

 

パウダースパイス

  • ブラックペッパー(黒胡椒):さわやかな辛みがある。レッドチリパウダーよりはやわらかい辛さ。薬効は健胃作用、消化促進など。
  • ガラムマサラ:各種のスパイスをブレンドしたミックススパイス。風味を損なわないように、料理の仕上げに使うことが多い。

 

ホールスパイス

  • カルダモン:甘くて芳醇な香りがあり、「スパイスの女王」と呼ばれる。薬効は消化促進、口臭予防など。
  • コリアンダーシード:コリアンダーパウダーよりもさわやかな甘い香りがある。辛甘の両方の料理に使われる。
  • マスターシード:料理の作り始めに油で炒め、香りと成分を引き出しておくスタータースパイスとして使う。そのままではあまり風味がないが、油で炒めると独特の香りが出る。
  • クローブ:植物(丁子)の花の蕾を乾燥させたもので、豊かな甘い香りがある。薬効は殺菌作用、整腸作用など。
  • クミンシード:ホールは料理の作り始めに油で炒め、香りと成分を引き出しておくスタータースパイスとして使う。
  • フェンネルシード:甘い香りと独特の苦みが特徴。薬効は健胃作用、整腸作用など。食後にそのまま食べて消化を促す。
  • ベイリーフ:日本では「ローリエ」といわれ、さわやかな甘い香りがある。薬効は食欲増進、健胃作用、整腸作用。
  • ホールチリ:ホールは料理の作り始めに油で炒め、香りと苦みなどの成分を引き出しておくスタータースパイスとして使う。

 

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