「聖者たちの食卓」

「聖者たちの食卓」を観た。このドキュメンタリー映画の舞台は、去年私が訪れたパンジャーブ州アムリトサルにあるGolden Temple(黄金寺院)。毎日10万食の食事を無料で提供する料理場を映した映画。人々が無償で労働をする。野菜を収穫し、皮を剝き、切り、カレーを作る。小麦粉を運び、チャパティの生地を作り、丸めて、焼く。料理を配給する人、お皿を渡す人・集める人・洗う人、床を掃除する人、大鍋を磨く人。私は去年この寺院にいた。大切な人と何時間も地べたに座って黄金色に輝く寺院を見つめていた。寺院に入るのに靴を預け、頭をオレンジ色のストールで覆い、浅い水たまりで足を洗ってから寺院へ入った。寺院にはずっと音楽が流れていたことも、目の前で沐浴をする人々のことも、日が落ちたあとにライトアップした寺院が水面に逆さまに映っていた光景も全部はっきりと覚えている。映画は終始映像だけで、語られることはなかった。以前、私はターバンを巻いている人はムスリムだと思っていたけれど、実際にシク教の聖地であるこの黄金寺院を訪れて、シク教という、イスラム教でもヒンズー教でもない宗教があることや、シク教の男性は刃物を肌に当てることをタブーとしているために髪の毛とヒゲを切らず、長い毛を大きなターバンの中に納めていることを知った。男性は5つのKがつくもの(櫛、短剣、髪・ヒゲ、腕輪、短袴)を身につけることが戒律となっているため、伝統的な衣装を身につけている男性の腰には短剣がさしてあり、ターバンを巻いた顔はしかめっ面で強面だけど、シク教徒の人々は実はとってもチャーミングでフレンドリーだということも知っている。映像は終始美しかった。そこに映っている人々の無心に働く姿 ー無私の奉公ー そのものが美しかった。労働とは本来こういうものであるべきなのかもしれない。私たちの労働が皆、無私のものであったら、世界は平和で争い事もなく、食べものは必要な量だけ育てて収穫して料理をして食事をいただき、今日も食べものがあることに毎度感謝をして、皆が必要な分だけ食べてお腹を満たし、同時に心も満たすことができるのかもしれない。
チャパティの粉が舞っていた。私は今夜こそ家でチャパティを作ろうと考えていた。
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全粒粉チャパティ

材料

作り方

  1. ボウルに小麦全粒粉と塩を入れて混ぜ、水を少しずつ加え、耳たぶくらいのやわらかさになるまでよく捏ねる
  2. 生地を4等分にして丸める。手のひらを押し付けて平にのばし、めん棒で直径20cmほどにのばし広げる
  3. 熱したスキレット(もしくはノンスティックフライパン)に2をのせて弱火にかけ、表面が小さくふつふつ膨らんできたら裏返す
  4. 手のひらでゆっくりまわしながら、まんべんなく押さえつけ、軽く焦げ目がつくまで焼く
  5. トングで生地の縁をはさみ、フライパンから取り出す。穴があかないようにまわしながら、ガスの直火で軽くあぶる。ふくらんできたら裏返し、さらに大きくふくらむまで焼く
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