玄米の発芽に挑戦してみた

生のままナッツを食べていた私が、これからは一度にすべてのナッツの浸水を済ませてしまおうと誓ったのは、決して論理的なことではなく、もっと生理的に、危機的に、その重要さを捉えざるを得ないある事件が、ある日平和なうちの台所で起きたからです。

 

浸水したカシューナッツが発芽?!

ある晩、カシューナッツを浸水し、翌日見てみたら… なななななんと、発芽!していました。ナッツは生命がぎゅっと詰まった種です。種は生命を繋ぐために、発芽する条件(水・光・温度)が揃うまで、体操座りでうつむいて、ぎゅーっと硬く縮こまり外的から身を守っています。水を得たナッツはついに、力をゆるゆる緩め、閉じていた胸を開き、生命が解放されて、発芽する準備を始めます。発芽したカシューナッツを目の前になにより感動したのは、その芽を出す強い生命力です。すごいなぁ!って思いました。ナッツを浸水しなければいけない理由について以前記事を書きましたが、今までのどんな説明よりも説得力がありました。最近思うのですけれど、物事を理解するのにもタイミングがあると思いませんか?それまで一生懸命調べて理解しようと努力していたものを、悟るようにして一瞬ですべてをいとも簡単に、ストンと腑に落ちて理解してしまう魔法のような出来事でした。

それからは、自然の摂理に従い、生きた種としてナッツ類を見始め、私と同じように呼吸をする生きた食べ物(リビングフード)としてその存在を意識し始めるようになりました。リビングフード。ふむ。あなたのお家の台所には、どんなリビングフードがいますか?リビングフードとは、そうですね、たとえば、加熱されていない野菜やフルーツは、酵素が生きているのでリビングフードですね。この酵素を生きたまま体内に取り入れたいと願う人が食べるものがローフードと呼ばれていますよね。漬物や発酵食品などもきっとリビングフードですよね。うちには、紅茶キノコさんもいます。先日大量に餌(カフェインと甜菜糖)を与えたので、昨晩ちらっとキノ子さんの様子を伺ったら、炭酸しゅわしゅわで、ああ、呼吸してるなぁ!って思いました。

 

では、先日両親が持ってきてくれた実家の玄米(今年の新米)は “リビングフード”??

玄米ってそういえば、炊く前に長時間浸水するようにって言いますよね。あれって、ナッツと同じ原理?!だとしたら、うちの玄米を浸水して発芽する条件を満たしてあげたら、カチコチがゆるゆる緩んで発芽するのかな?そういえば、「発芽玄米」というものをよく見かけるけれど、あれは通常の玄米よりも、(浸水したナッツのように)消化が良く栄養価が高い玄米ということなのかな?
私がこれまで食べていた、あの玄米の粒々さんたちは果たして、生きたお米だったのだろうか?死んだお米だったのだろうか?
よく玄米は食べると重くて消化ができないという人がいるけれど、あれはもしかしたら、玄米が発芽前のカチコチになって身を守っている状態のまま炊いて食べていたのではないか?もしくは死んだお米を食べていたからでは?

 

居ても立ってもいられず、発芽玄米に挑戦してみた

さっそく玄米をたっぷりのぬるま湯(浄化水)につけて一晩~二晩~三晩、根気よく放置。その間、毎晩ぬるま湯を交換。この肌寒い時期は、人間と同じように、冷たい水ではなくひと肌程度のぬるま湯が玄米にとっても心地良いよう。それにしても驚いたことに、市販の無農薬玄米でも発芽しないものはとても多いらしい。原因は、収穫したお米を自然乾燥ではなく短時間で高熱乾燥させるため、生きたお米が熱でやられて死んでしまうそうだ。古いお米も発芽しないとのこと。なんだか発芽すること自体が奇跡のように感じられてきて、うちの玄米も発芽しないかもな… と思いつつ、でも見ていると、なんか芽吹くような生命の予感もある。ぬるま湯を交換するときに手にする玄米の触感が日ごとに変化する。芽のあたりもぷっくりしている。いけそう??そして、三日目にしてとうとう発芽。(やったー!)とてもうれしかった。このお米、ちゃんと生きてる!という感じ。
*お店で売っている「発芽玄米」というのは、この発芽した状態の玄米を再度乾燥させて売っているもの

写真は、左が浸水前の玄米、右が浸水後3日目の発芽した玄米!愛らしい!!

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浸水前の玄米が持つ(人間にとってマイナス影響のある)成分は?

玄米のマイナス面を語られることがあるとすれば、それはナッツ同様、発芽前の身を守る「酵素抑制因子」と、体内でミネラルと強く結合する「フィチン酸」です。たしかに、フィチンってよく聞く。このフィチン酸は、ミネラル、特に鉄分と亜鉛、それからカルシウムやマグネシウムと体内で強く結合し、体外へ排出してしまう作用があることから、玄米を長期間食べ続けるとミネラル不足になる可能性が指摘されています。これについては賛否両論あるけれど、このネガティブ面は、同時に玄米の強みでもある強力な解毒作用としてポジティブにも受け入れられています。玄米は体に溜まった不要な毒(化学物質や有害重金属)また放射性物質さえも、すごい力で外に排出して、体内をきれいにしてくれます。

玄米のマイナス面だと捉えられている2つの成分のうち、「酵素抑制因子」は浸水することで無毒化されます。浸水し、さらに発芽させることで栄養吸収率も上がり(特にギャバは玄米の3倍ほど)、消化し易くなります。逆に言うと、浸水せずに食べたり、発芽しない死んだ玄米(酵素抑制因子を無毒化できない玄米)を食べるのは、体に毒となるので注意しないといけないです。

私が発芽玄米を食べたい理由は、フィチン酸に加え、豊富な食物繊維も含むその最強の解毒作用のため、といえます。

 

次回は発芽玄米に雑穀を混ぜて土鍋で炊いてみます。(漬けものや味噌汁も作っちゃおうかな!)それから保温ジャーを週末に購入したら発芽玄米を元に酵素玄米にも挑戦してみます!また、発芽玄米を作る過程で出る副産物のリジュベラックという植物性乳酸菌たっぷりの発酵飲料と、それを利用して作るヴィーガンカシューチーズも作ってみます!!


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