『めぐり逢わせのお弁当』

dsc_11902まるで小説を読んでいるようだったと思う。
小説を読むように登場人物のlifeをなぞり、彼らに寄り添い終始切なく、その中で時に喜び、時に突き動かされ、時にふふっと笑みを顔に浮かべた。
でも小説だけでは、文字だけの描写では、他国の未知の料理を頭の中で調理できない。その点、映像はたやすく五感を導き刺激する。


「めぐり逢わせのお弁当」というインド映画を観た。
台所で作られるダルや、パニールコルマや、ナスのカレーや、バスマティライスや、チャパティのお弁当にインド料理好きの誰もが胃袋を掴まれたに違いない。

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dsc_11911映画を観終わったあと、いや観ている最中からお腹はぐーぐー鳴っていて、私たちは映画館を出てすぐにインドカレー屋へ向かった。
あの映画を観てインドカレーを食べない人なんているのだろうか?


南インドカレーのミールスは、ラッサムとサンバルとポリヤルと数種類のカレーとチャツネとヨーグルトに、パパドゥとチャパティとバスマティライスで構成される。
日本でインドカレーといったら、油やクリームが使われたこってり濃厚なカレーに細長いナンが出される北インドのもの。南インドのカレーはもう少しさっぱりしゃばしゃばしている。というのも、北では小麦がとれるが、南は稲作のため、お米にあうカレーが作られているのだろう。スパイスもたくさん使われていて、北インドのカレーよりもヘルシーだ。私は以前、北インドに2週間滞在したあと、南インドに2週間滞在したことがある。そのとき、体調は北にいたときよりも南にいたときのほうが断然よかった。ライスやイドゥリ(米粉を使った蒸しパンのようなもの)で朝昼晩カレーを食べ、小麦粉(グルテン)から完全に解放されて消化に負担がかかることなく、胃腸の働きはスパイスの力も加わって、これ以上ないくらい抜群だった。
東京で南インドカレーを出すインド料理屋の数は多くない。そしてなぜか比較的、銀座に集まっている。
銀座でインド映画を観てインドカレー。この日がとても暑い日でよかった!

dsc_11951アーンドラ・ダイニング(銀座)


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