お弁当の話

自分の出費について考えてみた。私は毎週末、青山のファーマーズマーケットで食材を調達する。できるだけ無農薬もしくは減農薬のもの。丁寧に作られたものがいい。手間ひまかかっているなら私は有難くその価値に見合うだけのお金を払う心の準備ができている。基本的に安いものは信じていない。安いものが良いなんてこれっぽっちも思わない。大量生産の裏にはどう考えてもおかしい仕組みがいっぱいあって全く同意ができない。そこにお金を払うということはそのおかしな仕組みに賛同してしまうことになるから避ける。大量生産をしなければならないほど(少なくとも私の日常生活圏内で)物は不足していないし、逆に捨てるほど余っているというのに、漕ぎ出した自転車はヘビの前でブレーキをかけて止まれずそのままヘビを踏んで駆け抜けていかなければならないほどスピードに拍車がかけられている。一体誰のため?

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私はスーパーの野菜よりも割高な無農薬の食材を買うようになった。けれど、それによって以前と比較してエンゲル係数が飛び上がったとは思わない。むしろ逆に下がった。しょっちゅうスーパーに顔を出し、その度に必要ないのにお買い得だからと買い物をすることはなくなったし、今は何より野菜がとてもおいしいから毎日の食事が楽しみでもある。おいしい食材は、質の良い調味料でシンプルに味付けしただけでレストランに匹敵するほど贅沢な食事になる。外食にそれほど興味がなくなり外で食事をする回数がぐんと減った。

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こんな食生活を送るようになって私は自分の食生活が自分の精神状態のバロメーターになっていることが分かった。余裕がなくなると口にするものがだんだん雑になるからだ。エナジーレベルが低いときこそ、エネジーレベルの高い丁寧な食事をしなければいけないのに、適当なもの、しょうもないものに手を伸ばしてしまう。そして食べたあとのあの罪悪感!自分の体をさらに鞭打って汚してしまったようでひどく落ち込むし、自分の体に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

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お弁当をきちんと持って行けている間は多少何があっても私の軸はしっかりしているから大丈夫、という自信になる。それって些細なことだけど、実はものすごく大事なことなんじゃないかな?私はこうなりたいのに(でもなれない)という場合、まずは食生活から正してみるというのが、もしかしたら一番の近道なのかもしれない。食生活が整うと自ずと思考も整理されクリアでポジティブに考えることができるようになる。そして生活のリズムも整う。ヨガで呼吸の主導権を意識的に握って自分をコントロールするように、食生活に意識的になれると自分を大事にしている、そして管理できているという誇らしい気持ちになる。

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そして悲壮感漂わずして節約できた塵も積もればのお金で、次の旅を想い、次の旅先でありつく食事を想い、次に出会う人を想う。夏に立山三山へテント泊をするときの食事はどうしようか。今年こそ岐阜高山へ向かい乗鞍岳で登山をして帰りに温泉に入り、翌日は高山の有名な朝市から始まりゆっくり古都の街歩きを楽しみたい。ジョンミューアトレイル(アメリカのロングトレイル)を歩きヨセミテ渓谷でテントを張りたい。中東へ行ってみたい。もう一度ポートランドへ行きたい。そんな風に…。

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だから提案。

Eat Your Veggies!

Pack Your Lunch!!

Life Will Get Yummier!!!


One thought on “お弁当の話

  1. はじめまして。
    studio r (スタジオアール)という食写真専門のギャラリーウエブサイトを主宰しているReikoといいます。
    studio rは、ビジュアルに重点をおいた新しい形の食サイトです。ブロガーさんから投稿される素敵な写真を毎日掲載。よかったら一度ご覧くださいね。
    http://www.studiorfood.com
    もし既にご連絡させていただいていたら失礼いたしました。

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