Vegan Rosemary Muffin

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“irresistible”
抑えがたく抗えない誘惑。
だめだと制しても伸びゆく手を止めることができない。
鼻先までふわりと届く君の香り。
焼けるように熱い温度。
触りたい。
危険だと分かっていても近づかずにはいられない。

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最近は夜中にちょくちょく目が覚める。そのたびに時計を確認し起きようかどうか迷う。この時期は肌に触れるブランケットが気持ち良く横になっていたい気もするけれど、まだ世界が動き始める静かな時間に起きて一人だけの生き物のように息を潜めて佇んでいるのも好き。そんな風にひっそりと台所のテーブルに座っているときは、なにかを焼いてみようかしらと、ふと思う。パントリーに目をやる。旅から帰ってくるとほんの少しだけ新しい自分になった気がして、台所にあるすべての調味料や粉やスパイスや豆や穀物類を一掃して新しいものと入れ替えたくなる。まずは古いものを使いきること。昨晩はひさしぶりにカフェエイトの黄色のスイーツの本をぺらぺらめくっていた。そこにのっていたクルミとローズマリーのマフィン。甘くない食事用のマフィン。以前一度友人を家に招いて一緒にランチを食べたときにフェンネルのサラダに添えて焼いたハーブのマフィン。

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週末はローズマリーをたくさんたくさん摘んできた。私はローズマリーの香りが好き。甘くない、媚びない、まっすぐで、芯の強さを感じる香り。バターをつけたくなるような、サラダと一緒に食べたくなるような、塩味のマフィンがいいな。ローズマリーを刻む。そして、ねっとりしたローズマリーマフィン生地を型に入れ、ひまわりの種をまぶしてオーブンで20分。焼きあがったそれは、ハーブの豊かな香りを放つ淡い色のマフィン。わたしは「いけない」と思いつつも、自分で自分の伸びゆく手を他人のそれのように見つめていた。マフィンが二つに割られ、鼻先まで立ちのぼる白く細い湯気。指先の焦げるような熱い温度。わたしは抑えがたく抗えない誘惑にゆっくりと指先を口元へと運んだ。

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Veganローズマリーマフィン

カフェエイトのヴェジブック3より

材料

    DRY:
  • 薄力粉 160g
  • 強力粉 150g
  • ベーキングパウダー 12g
  • 塩 ひとつまみ
  • WET:
  • オイル 100cc
  • メープルシロップ 30cc
  • ライスミルク 220cc
  • 葛粉 35g
  • ローストして小さく砕いたくるみ 大さじ3
  • ローズマリー みじん切りにしたもの

作り方

  1. 葛粉をライスミルクに入れ、ダマが残らないようによく溶かしておく
  2. 焼き型の中、表面にまんべんなくオイルを塗る
  3. オーブンを180℃に温めておく
  4. ボウルをふたつ用意し、片方にDRYの材料をふるい、もう片方にWETの材料(1を含む)を入れ、どちらもよく混ぜる
  5. DRYの材料の中央にくぼみをつくり、WETをいっきに入れてゴムベラで全体を練らないようにさっくり混ぜる
  6. 生地がある程度まとまったら、生地を焼き型に入れる
  7. 180℃のオーブンで約20~30分焼く
  8. 竹串を刺して生地がついてこなければできあがり

Notes

今回はくるみの代わりにひまわりの種、ライスミルクの代わりに豆乳、葛粉の代わりに片栗粉を使いました

http://i-eat.carrots.jp/rosemary-muffin/


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