Thai Fish Red Curry

先週の金曜日。学校帰りの駅のホームで雪が舞うのを見ていたら、ふと、東南アジアの異国情緒溢れるエキゾチックな香り(sweet & spicy) が恋しくなった。フライパンで旬の鱈を両面こんがりと焼き、上からレッドカレーのソースを注いだ。すると濃厚なカレーソースは、真っ白な鱈をあっという間にオレンジ色に染め、すぐさま 甘いココナッツと南国のパイナップルとレモングラスの野性的で力強い柑橘の鮮烈な香りが台所の隅々にまで広がった。ソースには刻んだタケノコがたっぷり。そしてトロ〜リまろやか。フライパンで魚を焼いてソースで煮込むまでざっと15分。ざくざくと包丁で切った緑色のパクチーをたっぷりのせて皿に盛る。これから週末を迎えるという解放的な夜は、こんな風に簡単な食事をしてゆっくりしたい。

ココナッツ香るタイのカレーは特別な記憶を呼び起こす。タイとミャンマーとラオスが交わるゴールデントライアングルで、わたしはタイのチェンナイ側からラオスとミャンマーの山々を見ていた。そのとき一緒にいたのは、「体は男だけど心は女」のタイ人。彼(彼女)は指をさし「あっちがラオスで、こっちがミャンマー」と説明してくれた。同じ声は、つい先ほど「自分は前世で悪いことをしてしまったから今生では心と身体がちぐはぐになってしまったんだと思う」と、わたしに告白した。翌日、声だけが男性の面影残る長い髪の彼女に別れを告げ、わたしは、広大で流れの緩やかな茶色のメコン川を半日以上もボートに揺られていた。タイの国境を超え到着したラオスのルアンプラバンという町。町全体が世界遺産。寺院がたくさんある敬虔な仏教徒の町。夜が開けきる前、鮮やかなオレンジ色の袈裟をまとった托鉢僧が一列に並び静かに歩む姿。旅行者が仏教の空気を肺いっぱい吸い込み過ぎ去っていく町。すっかり忘れていた。わたしはあの場所がとても気に入って、ひとり取り残されたように何日もずっと滞在したのだっけ。

※ 今回使ったのはTiger Tigerのレッドカレーソース。チキンや魚や野菜など好みの具をフライパンで焼き、ソースを上から注いで数分煮込むだけ!始めから終わりまで15分もかからずに香り豊かな本格タイカレーがテーブルにのります。食べることに興味はあっても毎日のごはんは大変です〜。メニューを考えたり食材を揃えたり、台所に立って作るにもそれなりに時間はとられます。本当はあれがしたいのになぁ(今のわたしは授業の復習をしたい!)と思っていても、夜は早く帰りたいから外食は滅多にしないしスーパーのお惣菜も買わないので、結局食事の準備に時間を費やさなければならない日も少なくありません。そんなとき、こんなソースがあると本当に手軽で便利。そのへんのレトルトと違うところは、味が丁寧で本格的なところでしょうか。このソースは通常通りカレーとして食べてもよいし、スパイシーBBQカリフラワー “チキン”のソースとしても活躍します。


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